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教育クリエイター 秋田洋和論集
最近の就職氷河期真っ只中で、「就職留年」はここ数年でよく耳にする。
卒業単位は取得しているが、未内定ゆえに学費をまた払う事にいささか疑問は残る。
親としてはたまったものではないが、我が子の為なら、それもまた苦渋の選択なのだろう。
しかし、同じ「留年」でも今回橋下大阪市長の提案は、義務教育課程での小中学生という事で、物議を醸している。
「義務教育で本当に必要なのは、きちんと目標レベルに達するまで面倒を見ること、留年は子供のため」などと
指摘した上で、「水準に達しない教科だけを、下級生と一緒に勉強するやり方もある」とつけ加えられた。
確かに「留年」という響きは悪いかもしれない。
しかしもっと柔軟な発想で、子供達の向上の為に何かできないものだろうか。
皆誰でも得て不得手がある様に、英語が好きでも数学が苦手。
ひとつの問題を早く解ける子もいれば、理解するまでに寄り道したり、立ち止まる子もいるだろう。
でも、そのプロセスの中で「できた」という感動や喜びで満たされれば、それは真の勉強と言えるだろう。
その様な時に、偏見もなく、皆が教科ごとに自分のあった学年やクラスに、
自由に行けるようなシステムがあってもいいのではないか。
もちろんメリットデメリットもあるだろう。
いろんな意見があるのは当然だ。
学力面でも、世界からどんどん置いていかれている日本の現実。
将来を担う子供達の為にも、そろそろ改革の時ではないか。
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