トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 中学生の保護者は必見!中学校の教育課程はこのように変わる(3)
教育クリエイター 秋田洋和論集
☆先生方が感じていた不安について
では,実際に先生方が昨年不安に感じていた内容について見ていきます。
新学習指導要領の全面実施で不安に感じること
(「不安」+「やや不安」と答えた割合を合計)
教員の多忙化の加速 |
87.4% |
担当教科による教員の負担のアンバランス |
83.5% |
人員の不足 |
78.6% |
授業時間の確保 |
67.6% |
生徒間の学力格差の拡大 |
63.1% |
生徒の疲れの増加 |
59.5% |
教員の指導力の不足 |
36.9% |
これを見ると,先生方は「自分たちのことで手一杯」になるであろうと考えていたことがうかがえます。これを学校の種別で見た場合,多忙化の加速について「とても不安」と答えた比率は,公立51.5%に対して私立は13.3%であり,負担のアンバランスについては公立40.9%に対して私立は7.5%,人員不足については公立35.5%に対して私立7.2%と大きく差がついており,特に公立中においてはかなりの不安を感じながら新年度を迎える先生が多いことが予想できるのです。
入学したての新中1生を想像すると,最も頼りになるはずの先生方が「生徒にかまっている暇がない」ため,保護者の皆様が感じる様々な疑問や不安になかなか即応できない,といった可能性も否定できません。少なくとも勉強面については,授業が本格化しない4月中からできる限りの準備(小学生内容の復習+定期テスト準備)を,学校からの指示を待たずに進めておくに越したことはありません。
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