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教育クリエイター 秋田洋和論集
埼玉県内では高校入試の学区制廃止や、都内方面への交通が便利になったことから、北部地区の生徒が県南、都内の高校へ通うケースが増加している。そのため、当サイトでも報じたように、かつては県北の雄と言われ、浦和高校に迫る進学実績を残していた熊谷高校も難関大進学という面から見ると、以前ほどの輝きはない。
こうした状況の中、北部地区の県立23校では、地元高校の良さを再発見してもらうため、昨年から進学フェアを開催している。
2回目となる今年のキャッチフレーズは、「進路を北へ!!」。地元の中学校はもちろん、高崎線沿線南部の中学生や他学区で通学可能な中学生にも、県北エリアの高校の良さを広くアピールしようというものだ。
熊谷高校を例に取れば、進学実績に一時の勢いがないとはいえ、「お子さんを熊高に入学させてよかったと思いますか?」とのアンケートで、各学年とも「大変よかった」「まあまあよかった」合わせて8割を超える。
学校側としても、早朝や放課後、夏期休業中の実力養成補習はもちろん、土曜授業や期末考査後の授業、始業式・終業式当日の授業なども実施。また、OB有志による「熊谷高校を応援する有志の会」の資金提供により、有名予備校講師が指導を行う「紫雲塾」を昨年より開始するなど、一致団結して“県北の雄”復活へ向けた試みも進行中だ。早くも、2009年春の入試では08年と比べて国公立大現役合格者が倍増(35→70人)するなど効果を上げており、今後ますます期待が持てる。
「進路を北へ!!2009」は、8月2日10:00から16:00まで、熊谷市の八木橋デパート8Fカトレアホールで開催。中学生とその保護者を対象とし、各校のブースで個別面談を実施する予定だ。
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