トップページ ≫ ライフ ≫ 甘くみてはいけない!薬の用法・用量!~さいたま市薬剤師会主催~
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「薬剤師を理解してもらうことが、皆さんの健康につながっている」と先月会長に就任した堀野忠夫氏の挨拶で開幕。
一般社団法人さいたま薬剤師会の主催により平成27年7月5日浦和ロイヤルパインズホテルで第5回市民講座「自分で延ばそう健康寿命!」~知って得する毎日の健康管理実践法~が開催された。
講師に明治薬科大学薬学部教授岸野吏志氏を招き、定員160名の会場は満席。すぐに実践可能な題材に、会場の誰もが真剣に耳を傾けた。
岸野氏はまず日本は世界一の長寿国であるが、ただ生きているだけでは意味がないと訴えた。
いくら寿命が延びても健康でなければ意味がなく、そこで注目されているのが健康寿命(自分のことが人に頼らず自分でできる)である。
現在、平均寿命と健康寿命の差は約10年とされており、その差はさらに広がりつつある。
ならば、健康寿命日本一を目指すためにはどうしたらよいのか?
1に運動、2に食事、3に休養、しっかり禁煙。日常生活の軽い病気や怪我は薬を使って治すこと。(セルフメディケーション)
薬は大きく分けて2つあり、「医療用医薬品」と「一般用医薬品」がある。
健康寿命を延ばすには、薬剤師に相談をしながら一般用医薬品を上手に使い、正しく服用すること。薬は間違った服用をすると薬の効き目が悪くなるだけではなく、副作用をひきおこす可能性がある。
例えばお茶は薬物の吸収を阻害し血中濃度が低下、牛乳は薬の効果が減少することがあるなど、知っているようで知らないことがたくさんある。
薬の効果を最大限得るには血中濃度がカギとなり、使用回数、時間、量をきちんと守ることが大切。
最後に岸野氏は自分の健康を守るのは自分しかいないのだと強調。
義父がパーキンソー病になって10年。日々病状は悪化し、人の手を借りずに生活することが難しくなってきた。自分ではどうにもできない難病もある。しかし自分で努力することによって健康である時間を延ばすことはできるのだ。
「ピン、ピン、ころり」の言葉のように、人間だれもが死の際まで元気でいたいと願う。介護を受けながら長生きしたいとは思わないであろう。しかし、自ら命の終わる時間を選ぶことは許されない。そのためにも、自分の健康は自分で守らなければならないのだ。
今回で5回目の開催となったさいたま市薬剤師会主催の市民講座は、身近なことなのに誰に聞いてよいのかわからない問題を直に聞き、質問できる講座として大好況。さらなる活動に期待が高まる。
(馬渕 凜子)
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