トップページ ≫ 社会 ≫ 台風18号の影響埼玉県にも~越谷市で大規模な冠水など各地で被害
社会
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9日東海地方から上陸し、各地に被害をもたらした台風18号は秋雨前線を刺激し、翌10日も引き続き各地に大雨を降らせた。栃木県や茨城県には「大雨特別警報」が発令され、鬼怒川が氾濫するなど被害が続出し、避難指示や避難勧告が未だに解除されない。埼玉県内各地でも被害が続出し、JR武蔵野線は東川口~南越谷駅間で線路陥没が発生し、朝の通勤通学の時間帯を直撃した。県内各地の被害状況は次の通りである。
【さいたま市】
さいたま市防災対策本部によると、見沼区1軒、西区1軒、岩槻区1軒が床下浸水の被害に遭っている。雨が小康状態となった今でも土砂災害の危険性は残っており、西区指扇領辻、西区峰岸、見沼区大和田町2丁目、見沼区御蔵台、見沼区西山新田、見沼区木野下、見沼区南中丸、緑区大崎、岩槻区桜山のうち、土砂災害警戒区域に指定されている区域は、避難勧告が出されたままだ。(10日午後2時現在)
【越谷市】
株式会社アースコムの鷹島綾子代表取締役社長によれば、東武伊勢崎線せんげん台駅付近で大規模な冠水があり、駅周辺は大混乱となった。また、新方川の流域、上間久里でも大規模な冠水があった。いずれも現在は落ち着いている様子。
【久喜市】
成田ルミ子久喜市議会議員によると、9日午後久喜駅東口大通りの栃木銀行から、いちょう通りまでの区間で、3回冠水。久喜市建設部の迅速な対応により、被害を最小限に留めたそうだ。久喜市内では広範囲に渡り、道路冠水が残り、まだまだ注意が必要だ。また、庄兵衛堀川や中落堀川などの中小河川も、越水までは行かなかったが、水位もかなり上がった。
【東松山市】
堀越博文東松山市議会議長によれば、都幾川に架かる鞍掛橋(上唐子)付近では、橋の北側駐車場が河川と区別がつかない位水没していたそうだ。平日だったため、人通りはなく、けが人などは出ていないとのこと。
【坂戸市】
大澤初男坂戸市議会議員によると、坂戸市小沼の畑が冠水。また、越辺川と飯森川が合流する付近で取り残された人がおり、消防車と救急車が出動。幸い、命に別状はなかったとのこと。
その他、朝霞市や深谷市などの道路で冠水被害があった。また、富士見市では、落雷被害があり、付近を自転車で走行していた高校生が怪我をした。
まだまだ土砂災害に警戒は必要だが、今回被害を最小限に留めることができたのは、上田知事を先頭に各市町村長が常に防災、減災という意識を常に持っている証なのである。また、今回情報や写真の協力を頂いた、堀越博文東松山市議会議長、大澤初男坂戸市議会議員、成田ルミ子久喜市議会議員など、防災や減災に対する意識を強く持つ自治体議員の存在も大きい。
直木 龍介
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