トップページ ≫ 社会 ≫ がん征圧の願いを込めて~リレー・フォーライフ・ジャパン in さいたま開催
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
9月12日土曜日の正午から13日日曜日の正午にかけて、「リレー・フォーライフ・ジャパンin さいたま」が、さいたま市農業者トレーニングセンター(さいたま市緑区大崎)で開催された。リレー・フォー・ライフ運動は、「迷わせない・困らせない・ひとりにさせない」をテーマに、がん征圧の願いを込め24時間リレー形式で歩き、絆を深め合うという寄付イベントで、世界20か国で開催されている。我が国でも40か所以上で開催され、さいたま市は今年で7回目を迎えた。
12日土曜日午前11時45分開会式が始まった。柏浦惠子実行委員長の挨拶、そして大会会長でもある清水勇人さいたま市長の挨拶となった。清水市長は、昨年6月に成立した「さいたま市がん対策の総合的かつ計画的な推進に関する条例」に基づき、がん対策をさらに推進して行くことを約束。正午となりウォークがスタート。埼玉県立がんセンター、SDH(公益社団法人埼玉県歯科衛生士会)、チーム中外 in 埼玉、ボランティアグループ一歩会、埼玉県立循環器・呼吸器病センター、東急建設、浦和大学、さいたま市議会議員有志チーム、チーム おぎのやなど41チームが翌日正午のゴールを目指した。 ステージでは三室空手道場による演武、埼玉県エアロビック連盟、大宮同心桜連、ボランティアグループ一歩会による踊り、その他音楽演奏などが披露され、ウォークに参加している人や来場者を和ませた。また、県立がんセンター認定相談テントでは「乳がん自己検診を学ぼう」をテーマに、乳がん認定看護師がセミナーを開催し、啓発テントでは、医師やファイナンシャルプランナーによる各種セミナーも開催された。各チームのテントでも物販が行われ、協賛スポンサーでもあり、参加チームとしても名を連ねたおぎのやが「峠の釜めし」を販売し、ボランティアグループ一歩会のブースでは、名物となりつつある「彩玉のせん」や牛タン串焼きを販売。さいたま市議団有志チームは野菜の販売を行い、好評を博した。尚、物販売り上げの一部は寄付された。
夜8時、都合でどうしても24時間歩くことが困難なチームから「歩きめです隊」へタスキが委託され、9時、初日のステージパフォーマンスは終了した。でも、ルミナリエで彩られたトラックはウォークが続き、各チームのテントはおしゃべりの輪ができ、チーム同士の交流も盛んに行われていた。
13日朝8時、「歩きめです隊」から各チームへタスキが返還され、8時30分のラジオ体操、9時から再びステージパフォーマンスがスタート。トラック上も再び活気を取り戻し、正午のゴールを目指す人で賑わいを見せていた。正午ウォークが終了し、閉会式となった。参加者はそれぞれ疲労の色を隠せないでいたが、でも、やり遂げた充実感に満ちた顔だった。柏浦実行委員長の締めくくりに相応しい挨拶があり、そして「手のひらを太陽に」の合唱では感極まって涙ぐむ人の姿もあり、感動に包まれた最高のフィナーレを迎えることができた。
リレー・フォー・ライフは、がんで苦しんでいる人に勇気と希望を持ってもらうための場として定着しつつある。がん患者とその家族、がんを克服した人、医療従事者、そして、がん撲滅を願う人々が一同に会し、交流する意義深いイベントなのである。この運動がさらに大きな広がりとなり、さいたま市だけに限らず、我が国全体で「がんに負けない社会づくり」を構築するためのきっかけになることを願う。
直木 龍介
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR