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コラム …埼玉の余話
元大宮市長の新藤さんがさいたま市誕生のいきさつを書いた本を出版した。
我々がいままで知りえなかった秘話でうずめられているが、どうも後味が悪い。何故か。
ひとつは歴史的事実は百パーセント事実ではないこと。まして政治家だったひとが書いたものは、常に自分を正義の中心かのような書き方をするし、感情移入も相当なものになってしまうからだ。あとひとつは、政敵だった相手の市長のプライバシーを鋭く述べている点だ。まして、その政敵が直接かかわった事件でないことを巧みに述べていることだ。
現在、新藤さんは名誉市民、相手方も名誉市民。市民としては最高の立場のひとだ。そういった意味でもこの書は後味が悪過ぎるのだ。過去にどういう戦いがあったとしても、人間は必ず和解の精神を抱くことが道ではあるまいか。第三者が歴史書を書くのなら別のはなしだが。
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