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社会
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2015年10月15日とだわらび倫理法人会モーニングセミナー講話「メディア人として、日本創生を考える」より
城野さんは私に複雑な図形が書いてある紙を渡し、これを口頭で説明し、みんなに書いてもらってください、と言われたのです。アナウンスのプロではない私なので、当然上手く説明できませんでした。城野さんは「これが放送の怖さなのです」と、言い、放送をなめてもらっては困ると、あえて私を使って、出席者にも認識してもらったのだと思います。でも、見どころがあったのか、どうか分かりませんが、私は土曜日朝のワイド番組に起用されることになり、アナウンス教育が始まりました。「~けど」「~の方へ」などを連発している私に城野放送部長からダメ出しがあり、あとは地名の読みで、茨城県(いばらきけん)をいばらぎけんと言って怒られ、目上の人に「なるほど」を使って、怒られるということがありました。ニュース原稿も読みましたので、ストレートトークと、フリートークのトーンの違いなど、アナウンスの学習は本当に勉強になりました。
3か月ワイド番組を担当した後、「BEAT FACTRY RADIO」という音楽番組のアナウンスだけではなく、プロデュースと構成、選曲まですべて私とその仲間で6か月担当をしました。むさしのFMを離れ、しばらくして、むさしのFMを追われてしまった城野さんと再会しました。城野さんは調布FMの開局に携わっており、「来ないか」と誘ってくれたのです。誘ってくれた時、私は書店を辞めて、出版社へ転身しており。調布FM開局時は二足のわらじ、しばらくして出版社を辞めて、契約アナウンサーを専業としておりました。と、ここまでお話しをして、そろそろ終了時間近づいてきたようです。調布FMの契約が終わり、物流会社に勤め、政治の世界に入り、その後、弊社会長大川修司の門を叩き、現在に至ります。
最後にメディア人として日本創生をどう考えるかですが、戦時中の日本は、軍事統制下にあり、言論の自由、報道の自由を奪われておりました。先日、NHKで社会主義国家だったチェコスロバキアの体操選手で、東京オリンピック、メキシコオリンピックの金メダリスト、ベラ・チャフラフスカさんのことを取り上げておりました。1968年、チェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」への支持を表明したチャフラフスカさんですが、「プラハの春」がワルシャワ条約機構軍の侵攻であっけなく終わってしまい、執筆していた自伝でソ連とチェコの現政権を痛烈に批判しました。しかし、度重なる検閲で批判部分は決して表に出ることはなく、チャフラフスカさんは弾圧され、1989年の「ビロード革命」まで世に出ることはありませんでした。未だに中国や北朝鮮に於いては言論の自由、報道の自由は奪われ、メディアはプロパガンダの役割を果たし続けている。戦後我が国は言論の自由、報道の自由を取り戻しましたが、自由をはき違えているメディアが実に多いです。自由だから何を報じてもいいのか、ということではなく、正しいことを正しく伝えるのがメディアとしての役割なのです。
一例ですが、ある女性団体に某テレビ局から取材依頼があったそうです。様々な困難を乗り越えて成功を収めている女性よりも、不幸のどん底で苦しみあえいでいる女性を紹介したがる風潮が、今のテレビ局にはあります。ネガティブな部分を面白おかしく取り上げた方が視聴率は取れると思っているのです。「戦争法案反対」と、声高に叫んでいる女性も大いに取り上げられていて、さも法案反対の声の方が多いように報道している気がしてなりません。これこそが今のマスコミの恐ろしさを表していると思うのです。今こそメディアは正道に戻り、我が国の誇りや自信を取り戻すために、正しいことを正しく報道すること、良質上質な情報をきちんとつたえることこそが、日本創生の早道であると私は考えます。
我が「クオリティ埼玉」は、楽天インフォシークと提携して1日1億人に配信しており、良質上質な埼玉の情報をきちんと伝えることを社是とし、日々記事を配信し続けております。これからも、日本創生、そしてこの埼玉を元気に活性化させるために、どの都道府県に負けない埼玉を創るために、「クオリティ埼玉」はクオリティの高い情報をしっかりと伝えるために頑張ります。これからもどうぞ宜しくお願いします。ご清聴誠にありがとうございました。(おわり)
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