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コラム …埼玉の余話
統一地方選が終わって約半年が過ぎた。新しくバッチを付けた彼らは何を考えているのかということは、実に興味深い。
ある新人は、「何も考えていませんし、何もわからない。ただ、バッチを付けたかった。」と言っていた。また、他の新人は「企業に就職するのは難しいので、それだったら全戸を歩いて頭を下げ、当選すればボーナスも含めて600万円以上の収入になるので、いい就職先だ。」と言いきった。
そういえば10数年前、同じような考えの男がいて、はや四期。地方政治の大切さや地方自治のなんたるかも身につけず、執行部の足を引っ張り、役人に威張り散らしている不届きな輩氏が元気?だ。政党助成金をこんな連中に出さなければならないのかと、おぞましい政党の分裂劇を見ていると怒りを覚える。だが一方では、こんな地方議員を税金で賄わなければならないのかと、暗澹たる気持ちに陥ってしまうが、やはり、有権者が悪いのだ。民主主義の主役は、投票する有権者だ。一人250円。年間総額で300億円の血税を政党にプレゼントしていることを忘れてはならない。
国会にも地方議員にも、使命と高い志をもった人を送り出すべき義務が我々にはあるのだということを胆に銘ずるべきだ。
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