BE BOOKS 川口芝園セルシー店店頭も、ハロウィンモード。

10月31日土曜日、川口市の芝園団地で、「ハロウィンフェスタ」を開催する。仮装パレードやランタン作り、キッズダンスや合唱、各国の民族音楽披露など、盛りだくさんな内容だ。芝園団地は、元々新幹線の車両などを製造した、日本車両蕨工場跡地に建てられた2500戸が暮らすマンモス団地。2010年以降、中国人など外国人が多数芝園団地に移り住み、文化や習慣の違いなどから、ゴミ出しなど住民同士のトラブルが絶えなかった。しかし、2013年から「ニーハオ芝園フェスタ」を開催するなど、中国の人々との文化交流をメインに置いたイベントが開催されるなど、少しずつ歩み寄りがあった。2014年には日中交流の輪が一気に広がり、2015年には大学生が「芝園かけはしプロジェクト」を立ち上げ、中国人を誹謗中傷する落書きを消し、日中友好をテーマにした手形によるアート作品が並ぶようになった。今回の「ハロウィンフェスタ」は、これまで以上に住民同士の友好を深め、顔が見える関係を構築するため、自治会、商店会などの地域の関係者が一体となって、開催に向けた準備を進めてきた。今後も様々なイベントで住民同士の友好が深まり、共存から共生へ進化を期待する声も高まっている。　

直木　龍介