奥村氏が30年育て、手入れをした五葉松の盆栽。

10月31日土曜日、11月1日日曜日の両日、日高市福祉センターで、「盆栽水石展」（爽風盆栽会・越生愛石会共催）が開催された。

出展者で飯能市在住の奥村登氏は、地元の名栗川石を用い、釣り人のミニチュアを置くことにより、名栗川の釣り風景を連想させるような見事な作品に仕上げていた。さらに奥村氏は、八海山石、そして30年間手塩にかけて育て、手入れを続けてきた五葉松の盆栽を展示し、来場者はその見事な盆栽に見入っていた。

奥村氏は長年教壇に立ち続け、如何に自然が大事であるか、教え子たちに伝えてきた。第一線を退いてからも、盆栽と水石で自然の美しさを表現し、自然の美しさと尊さを伝えてきた。高い美意識があればこそ、これだけの作品が創り出せるのだと、関係者も絶賛している。　

尚、盆栽水石は、日本の自然美を表す最高芸術として高い評価を受けており、海外からも注目を集めている。