文芸広場
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考えた。漢字検定の勉強中。
わたしの門構えってどんなの?
わたしの門構えは、見た目は真面目な造り。よく教師に間違われる。最近、中学校の役員をやっているので学校に行く機会が多いが、よそのお母さんから先生と間違われて話し掛けられる。
学生時代、特に中学生の時に、やたら真面目真面目と言われるのは、正直嫌だった。例えば試験期間中のこと、きちんと勉強をしていない時だって、真面目だから勉強もしっかりしているものと決めつけられる。真面目にやっていそうでやっていないひとより、不真面目そうでいて実はやっているひと。そっちになりたい!心底思った。
また、わたしの門構えは、スポーツ万能。
高校時代には、よく運動部所属と間違われた。わたしの通う学校の運動部の下級生は、とにかく運動部所属に見えるひとには、わからなくてもとりあえず大きな声で挨拶することをしつけられていた。だから、わたしは校内の至るところで、知らない下級生からすっごく大きな声でいきなり「チワーッス」と挨拶され、びっくりするはめに。
高校時代も現在も、スポーツ全般が苦手。だが、スポーツ好きと見られる。髪型が、ショートカットなのでアクティブな印象なのか?
さらに、わたしの門構えは頑丈そうには見えない。開けるのは弱い力で足りる。そう思わせる。
何故なら、やたら道を聞かれる。話し掛けやすいのだと思う。椅子にうつむいた姿勢で座っていても、たくさんいるひとの中から、わたしを選んで道を聞いてくる。うつむいて顔が見えない状態でも、わたしは何かを発しているのか?
自分に対する評価は、年齢とともに変わっていく。わたしの門構えも悪くはない。最近では、そう思う。
社会人になってからは、真面目に見える方が信用される。また、話し掛けにくいよりは、話し掛けやすい方がいいだろう。
わたしは、この門構えで生きていく。検定の勉強をしながら、つぶやいてみた。
檀ままこ
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