うわさの噂
まちで耳にした噂話、内緒話をこっそりお届け
ちょっと古くなったが、ある地方雑誌社の社長のはなし。
それなりにスポンサーがついて、それなりにもうかっていた。奥さんとは二十年前に別れたが奥さんが離婚の印はおさなかった。老社長には女がいた。某大学の通信制に通わせ、利口な彼女は五年かかって卒業。同時にスナックの経営をさせた。あげくのはては雑誌社の経理までまかせていた。はじめは従順さの固まりみたいだった彼女もおきまりのコースをたどる。徐々に増長していった。社長に対しても言いたい放題。ある日、社長がいつものようにスナックへ行くと中は真っくら。もぬけのからだった。後でわかったことだが老社長が彼女にかってやった高級車で逃げ、ゆくえはようとしてわからなくなった。憔悴しきった老社長は生きる意欲も失い、戸籍上の妻に泣きついた。もちろん冷たいヒジ鉄をくらった。老社長は今、九十歳を過ぎたが何とか息をつないでいるという。
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