文芸広場
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2006年10月7日
銃社会アメリカの事件のなかでもとくに悲惨な事件が起こった
ペンシュルバ二ア洲 アーミッシュの集落の事件である
一人の男が小学校に押し入り
六歳から13歳の少女10人を人質に立てこもった
最年長の13歳の少女が銃口の前に進み懇願した
「私を代わりに撃って小さな子供達を助けて下さい」
そのとき神はどこかで見つめていたはずであるが
男の拳銃を押さえる天使の手は現れなかった
その少女が射殺されたあと
次に年長の11歳の少女が進み出て同じ事を懇願した
男は次の少女を射殺した
こうして姉妹を含む人質の少女全員が撃たれた
犯行後男は自殺した
このことはたまたま生き残った小さな子供達から語られた
この無残な事件後
遺族を含めた集落の人が犯人の家族を訪ねた
伝えたのはとり返しのつかないこの犯行に対して
怒り、非難、報復ではなく
「赦し」の言葉であったという
大畑 ヨシオ
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