トップページ ≫ 社会 ≫ 暦ッて何だぁ〜!?〜身近な話題をわかりやすく 埼玉県佛教会文化講座大盛況
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
ご存知だろうか?埼玉県佛教会が全国唯一の財団法人佛教会であることを。一般財団法人埼玉県佛教会は、埼玉県内の寺院協会の緊密な提携のもと、県下佛教活動の推進、展開に努め、道心の効用と教化の促進を図り、社会の浄化と佛教文化の向上に寄与することを目的としている。
埼玉県佛教会の文化講座が2月19日に埼佛会館(さいたま市浦和区)にて開催された。暦という身近な題材ということもあり、会場は九割程が埋まっている。副会長 倉持秀裕氏のあいさつから始まり、常務理事加藤玄静氏により会の趣旨、講師の紹介があった。
今回の講座は、「埼佛仏教文化講座」と称し、今回で8回目となる。日蓮宗宣要寺住職 成川文應(なりかわぶんのう)氏による『暦ッて何だぁ〜!?-暦を理解しましょう-』。過去には精進料理についての講演等、毎回身近な題材を取り上げた内容となっている。
成川氏のやわらかい語り口で、暦の世界が紐解かれる。暦に登場する「土公神」や「方位神」、「土用期間中の動土」について等。
特に、「土用期間中の動土」については、ご自身が九死に一生の経験をされた体験談をもとに語られた。土用とは、一年のうちの4つの期間で、立夏、立秋、立冬、立春の直前約18日間ずつだ。特に、夏の土用の丑の日には鰻を食べることで広く知られている。
土用期間中は、穴掘り等の行為は避けるべきと言われている。過去に成川氏は、土用期間中に墓地の土木工事を行い、その数日後に原因不明の激しいめまい、吐き気に襲われた経験がある。ある方に相談したところ、土用期間中に犯してはならない方角を掘ってしまったことが原因と言われたとのこと。「土用期間中の土いじり」や「方位を犯す恐さ」について身をもって感じたそうだ。
成川氏は、「暦」について、先人が残した「方位」と「期間」に関する教科書であると表現する。人生において大きな節目には、暦を眺めて冷静に考えてみようという気になった。方位や期間、神様に思いを馳せる。大いなる存在を敬うことが信仰心へとつながる。
講演後の質疑応答では、参加者から熱心な質問が飛び交い、大盛況。理事の関口亮樹氏の謝辞をもって終了となった。
有賀 摩美
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