トップページ ≫ 社会 ≫ お雛様の歴史が一目瞭然~二木屋ひなまつり特別公開
社会
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登録有形文化財の日本家屋で有名な会席料理二木屋(さいたま市中央区)では毎年恒例の雛祭り特別公開が始まった。11年目になるこの催しで展示されている雛人形およびその他の人形は、すべてオーナーの小林玖仁男氏のコレクションである。
日本は世界に名だたる人形王国で、その人形の中でも「お」と「様」の二つの呼称がつく「お雛様」が人形界の頂点といえる。お雛様は厄除けのための信仰の雛から始まり、日本各地で郷土玩具として発展していった。現在の雛祭りで見られる鑑賞用の雛は、江戸時代よりその姿をあらわした。
この特別公開では、江戸時代から現在の形まで変容していったお雛様を実際に目にすることができる。職人の技術が上がっていた享保年間(1716年~)のころの享保雛も間近で見ることができ、女雛の天冠に見られるその技巧には驚かされる。また東西で異なる雛飾りも展示されており、静岡以西ではよく見る御殿飾りなど見どころ満載だ。鑑賞雛以外にも天神様、郷土人形など500体のお雛様が展示されている。
また展示以外にも、重箱にしまうことのできるミニお雛様も販売している。今の住宅事情にピッタリであるだけでなく、海外への販売を通じて日本文化の発信も見据えている。3月6日(日)までの開催(入場無料)、一度足を運んではいかがだろう。
小林 司
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