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コラム …埼玉の余話
民主党と維新が結婚するにあたり、姓はどうしようかということで、公募に頼った。男女が結婚して新しい姓を他に委ねるなんてまったく考えられない愚行だが、ここは政党同士だから、公募という体裁を保とうとしたのか。しかし、やはりこれでは当事者能力を疑われても仕方あるまい。うがった見方をすれば公募なら、当然民主系の人たちが応じるのは自明だから、「民主」という名が多数になるとの期待からの所作だったのではないか。民主に固執する人達は民主が大好きなのだ。残念ながら一般は民主という名がこりごりなのだ。この乖離の実態を知らずして民主は天下の政党には絶対になりえない筈だ。
だのに、案の定公募の結果は「民主」が一位を占めた。どうしても民主を党名につかいたかったら、民主の中には組合が大好きな人達もかなりいるのだから、民主社会党というネームはどうか?旧社会党は社民党という衣がえをしたのだから、略して民社党。昔懐かしい名だが、民社党はリアリティに富んだ政党だった。ある識者は進歩党がいいと言っていた。なるほど。まったく過去を捨てきっていいかもしれない。ただ惜しいかな、中味は少しも進歩していない面々におもえてならない。もっとも、名前から中味が変ったという奇蹟もあるにはあるか。
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