文芸広場
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イヤガラセシタイ、イヤガラセシタイ、あの子の困った顔が見たい、面白そう。やっちゃえ、やっちゃえ、面白いから。
そんなことばで頭が一杯になるのだろうか。
わたしは、ひとに嫌がらせしたいと思ったことがない。これは当たり前のことと思っていたが、そうではないらしい。残念ながら。
いまは治まったのだが、先日、中学生の娘に対する嫌がらせが何度かあった。物を隠される。傷つけることばが書かれたメモをカバンに入れられる等。誰がやっているのか、わからない。いつの間にかされているので、犯人がわからない。
あえて犯人と書いたが、これはれっきとした違法行為だ。特定の個人を傷つけ、不安に陥れる。家族も。
犯人は影に隠れてひどいことを複数回行なっていた。卑怯者だ。悪いことをしているという自覚もないのだろう。
先生に、犯人を特定する努力をして欲しいとお願いしたが、実際問題難しい。でも、特定してその子の親にも知っておいてもらいたい。
中学生は未熟だから誤ったことをするのも仕方ないとは、わたしは考えない。未熟だからこそ、教育的指導が必要。許すことは出来ない。
あの震災から5年が経った。たくさんのひとがあの世に逝ってしまった。命について考えずにはいられない。ひとを傷つけることに時間を費やして面白がっているひとは、自分の命と時間を大切に出来ないひと。自分の価値をおとしめるひと。
犯人がわからないので、わたしから直接伝えることも出来ないし、先生から指導してもらうことも出来ないのが残念だ。声を大に、文章で叫ぶのみ。
「いじめはれっきとした犯罪行為です」
檀 ままこ
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