文芸広場
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息子が高校を卒業。この春、大学に入学する。
合格出来てよかった。よかった。本当に。でも、子育てに関して、いつもこころが割り切れないわたし。
こころの内側を覗いてみる。合格を喜ぶ気持ち95%。残りの5%に様々な思いが。勉強が足りていないあの状況で、よくぞ合格出来たものだと感心する気持ち。学力が足りてない部分については、入学してから苦労するだろうなと思いやる気持ち。学校のカリキュラムを理解して、提出物の締め切りを守って提出してよ、との願い。
息子にはいままで何かと心配させられた。特に、小学校低学年のときは、こだわりが強く、学校には通学用の班で登校することになっているが、みんなと同じペースで歩くのが苦手。結局、数ヶ月間はわたしと息子のふたり班で登校。また、学校では授業を抜け出して、ブランコで遊んでいたとか。
わたしにとっては、ずっと気になって気になって仕方のない存在。
でも、大学生となるならば、わたしも息子を卒業しなければ。気にしてばかりはよろしくない。小言も言いたくなるが、どうせ聞き流されるならば黙っていよう。自分で気づいてくれたまえ。
息子は入学するが、わたしは卒業します!卒業するのだ。卒業するに違いない。嗚呼、また残り5%が邪魔をする。
檀 ままこ
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