桃井倫香さん（仮名）は３９才。都内の某有名私立大学の哲学科を出て、今は中学生の息子と小学生の娘の母親だ。この人の性格はあけっぴろげでほとんど悩みらしい悩みをもったことはないという。しいていえば75才の母親がガンにかかった時はつらかったという。またこの人の勉強ぶりはとにかくすごい。博識。哲学、文学、政治とまさに博覧強記の才女だ。

さて、この倫香さんが、乙武氏をバッサリ。「そもそも善人の代表ぶって、善人とは真逆のことをしていたのだから許せない。しかし、世の人達がまた口をそろえて不倫は悪だなんて騒いでいるのは、もっとゆるせない。わたしなんか半年に一度ぐらい男を変えてるけど平気よ」と驚愕の発言をくり返している。何故？「そもそも脳科学者の中野信子さんも、人間の脳は一夫一婦制にむいてないって書いてるけど本当よ、男と女は人間であると同時にオスとメス。だから発情するのよ。しかし、野放しじゃダメだから、倫理を定めて、これに背くと不倫となるだけじゃない、善か悪かじゃない、せきにんをもつという大前提さえあれば、仕方ないのよ、だって歴史をみればみんなえらい人は愛人をかかえていたじゃない。まして、世界大戦の時でさえ、有名な司令官が不倫相手に大事な作戦まで手紙で書いていたなんて、愛の証し。愛って誰もとめられないのよ」こう断言する倫香さんに友人達は何も反論できないでいるという。倫理とオスとメス。永遠のテーマだ。