文芸広場
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走る走る 赤い列車が走る
陽の光に照らされて 全速力で走った
走る走る 列車が走る
燃えたぎる炎のような 列車に魅せられて 列車はすぐに満員になった
走る走る 列車が走る
闇のトンネルをくぐり
冷たい雨に打たれ
荒れ狂う嵐のなかを走り続けた
列車からは ひとり またひとりと乗客たちが消えていく…
走る走る 列車が走る
あるとき 列車は色を変えた
陽だまりのような優しい色に
その色に惹かれ ひとが列車に乗っていく
時に降りるひとをも見送りながら 列車は走る
四季折々の景色を眺めながら
登り坂を 快適に走る
そして 輝く明日を走る
雪んこ
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