板垣弁護士さんは３４歳の青年。パートナーの渡邉社労士さんは３１歳の若者だ。両人は、実務能力は当然として、２人共その抜群の人柄が売りだ。

弁護士なんていかめしくて近寄りがたいイメージだが、この板垣先生はまったく違う。愛されキャラで、どんなことでも相談したくなってしまうという吸引力を持っている。何しろその経歴がユニークだ。生れは群馬。中央大学も法科でなく、経済。卒業して前橋市役所。農業部内で牛や馬のエサをつくったり、エサを与えたりしていた。今度は高崎経済大学の大学院。そこから持ち前のやさしさと正義感に火がついた。法科大学院修了の次の年に司法試験に合格してしまう。弱者を真に救ってやりたいの一念で合格し、また同じ志を持っていた渡邉社労士と飲み屋で出会い、意気投合。渡邉さんは明治学院のこちらは法学部。

「どこにもない、親切でユニークな法律のオフィスをつくって、社会に貢献しよう！」ということで、２人は１８日、設立記念パーティを開いた。商工会議所の仲間が５０名も集って、盛大なスタートの会となった。

代表にリッチョーホームの鳥井社長は「早速、顧問弁護士になってもらった。自分のプライベートであまり人には話したくない問題も、真に相談にのってくれて、こんなありがたい人は滅多にない」と激励。会場は青年の熱気でムンムン。

早速、筆者も依頼事をすると、もう、次の日篤い電話がやってきた。将来、おもしろくなる予感にうたれた。