５月５日（木）、大宮駅西口に位置する鐘塚公園、ソニックシティ広場で、第１回さいたまチャリティジャズフェスティバルが開催された。初回とは思えぬ賑わいぶり。

鐘塚公園では、自衛隊の高機動車やバイクの展示があり、子供が乗り込んだり、高機動車やバイクを背に写真を撮ったりする姿あり。また、大宮周辺の飲食店１３店舗が出店し、ジュースやかき氷、串焼きはもちろん、ビールやカクテル、タイ料理にラーメンと幅広いメニューに、食事を楽しむ家族連れが多くみられた。
ソニックシティ広場では、ジャズの生演奏が繰り広げられ、青空のもと、お酒を片手にゆったりとジャズ演奏に聴き入る、贅沢な時間と空間が広がっていた。

「児童養護施設で暮らす子供たちにぜひ外食を楽しんでほしい」という想いが込められたこの企画。バーテンダー６人が飲んでいるときに出た話題が出発点だったという。
お酒を提供するバーやレストランが中心となり、ジャズやお酒と、一見すると大人のためのフェスティバル。しかしながら、年代性別問わず、その場に居合わせた誰もが良質な音楽に触れ、おいしい料理を楽しめる。そして、収益金を外食産業に携わる者として、なかなか外で食事を楽しむ機会のない子供たちのためにと、粋でスマートなフェスティバルに今後の発展を期待せずにはいられなかった。