社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
失礼を顧みず衷心よりあなたさまの辞職をお勧めいたします。法的なこと等は他にゆずります。政治家としての資格、知事としての資質にあまりにもあなた様は欠け過ぎています。見苦しいのです。「精査、精査」とあなたは何回おっしゃりあなたの時間稼ぎや逃げの道づくりをしてきたことでしょうか。家族の旅行などその支払いを忘れている人はすでに家族の資格もありません。公私混同もはなはだしいのです。
公人は私人とまったく違うのです。私のまわりにもペテン師や、ウソばかりついて世渡りをしているどうにも恥ずかしい人間がいます。しかし、この人間は私人です。ただ皆からさげすまされ、相手にされていない小悪人に過ぎません。公人は無私でなければなりません。しかし、私は決して政治家に少女のような潔癖さをもとめません。人間ですもの。しかし都知事は日本の顔です。まして4年後には世界が集まるオリンピックを控え、この「顔」に対する注目度はきわめて高いのです。あなた様はかって政治学者でもあり、政治家のあるべき姿も東大生に教えてきた人です。また、当然、歴史にも熟知なさっている筈です。昭和の38年頃、三井物産の社長から、国鉄(いまのJR)の第五代総裁に就任した石田礼助氏のことを知っている筈です。作家の城山三郎さんは「粗にして野だが卑ではない」と小説に石田礼助伝記を書きました。石田氏の姿勢こそトップの姿勢だと少年の私は深く感銘をうけたものです。卑しさこそトップが決して持ってはいけない精神です。粗でもいい、野暮でもいい、ただひたすら私心をなくし、素心を持ちつづける精神の持ち主こそトップリーダーでなければなりません。
舛添さま。あなた様は言い訳が多過ぎます。潔さのいの字もない。あなた様に対する不信感は都民の90パーセントもいるそうです。日本の文化は「恥」の文化です。「恥」をしらないことこそ害悪なのです。これが日本人の矜持なのです。「恥」を知ってください。そして「品性」と「品格」。トップはこれがなければなりません。例え「品行」が悪くとも「品性」と「品格」を忘れてはならない筈です。失礼ながら、あなた様には「品性」も「品格」も感じません。あなた様はよく政治家はトップリーダーでなければならないと申しておりましたが、私はあなた様に「ストップリーダー」の言葉を贈ります。辞任は本人が決めるべきというもっともらしい言葉がありますが民主主義は本人以外、例えばまずは議会が辞職を決めるべきです。もちろん最後は本人の意志ですが。いろいろ述べてまいりました。私はただ、民主社会に生きる一人の市民の責任として、私の意見を述べてまいりました。どうかお気を悪くなさらずに。
編集長 伊集院隼人
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