トップページ ≫ コラム ≫ 雪んこの頑張って咲きます♪ ≫ 「ああ言えば上祐」と某携帯会社の接客
コラム …雪んこの頑張って咲きます♪
「ああ言えば上祐」という言葉が以前にあった。
オウム真理教がはびこっていた時代のことだ。
もともとは「ああ言えばこう言う」の進化系、いやいや、いじった系だ。
当時、オウム真理教の広報部長である上祐史浩がマスコミに対し会見を行い「ああ言えばこう言う」の理論を展開していたのである。
それはそれはエリート街道一直線の人生を歩み、頭のいいひとであったが、今でいう死刑囚・麻原彰晃に洗脳され、オウム真理教の広報塔となったのだ。
まあ、その話はさておき、タイトルの言葉にある携帯会社の話をしよう。
二年ぶりに機種変更をするために携帯ショップを訪れたときの話である。
おおよそ購入する携帯は決めていたものの、二つの携帯が候補にあがり決めかねていた時、店員が私に声をかけてくれた。
私はどちらにするか決まってないことを告げるとカウンターに促された。
私は携帯を手にとり、「このスタートはスライドですか、プッシュですか」と聞いた。
その問いの答えに思わず耳をうたがったと同時に憤りさえ抱いた。
「いじってないのでわかりません」と彼女はさらっと答えた。
私はそういったときこそ冷静に物を言う。少しいたずらにこう言った。
「ご自身が売っているものをわからないの?スーパーだって売っている商品に対して説明はできると思うよ」
私より確実に年下な女性店員への親しみを込めてあえて敬語を避けた。
女性店員の反撃であったのか、「うちはスーパーではないので」と言い放った。
確かにそうではあるが、まさしく「ああ言えばこう言う」だっだ。
私はこの日、携帯を変えるという絶対的な目的があったので、もうこれに反応せず、黙ろうと思った。いや、駄目だ。たとえ疎ましく思われたとしても、言ってやらねば…と、より冷静に、優しく、「あなたの言葉はああ言えばこう言うだよ」と彼女に伝えた。
それからの時間は彼女の得意分野の機種変更の決まった説明が続いた。
時に私の自虐ネタに笑みを浮かべながらの対応があり、私は立ち去り際に無事機種変更を終えたので「ありがとうね」と感謝を述べその場を後にした。
接客とは何か。
私は決して過剰なサービスを求めたのではない。そこで売られている携帯の使用方法を聞いただけである。売っているものの説明もできず、お決まりの手続きだけを行っていればそれでいいのだろうか。
そこには、黙っていても多くの客が訪れるという携帯会社の傲慢さが露呈されているのではないかとさえ思ってしまう。
あらためて、接客とは何かを考えてもらいたいものである。
「あー言えば○―ユー」の携帯会社に…。
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