トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと第2章 生活習慣のタブー(25)
教育クリエイター 秋田洋和論集
~テレビはバラエティしか見ない~
子どもたちの生活にもインターネットが浸透してきたとはいえ、小学生が自由時間に費やすものといえば、やはりテレビが第一に挙げられるでしょう。
私たちが子どもだった時代に比べると、番組の種類は多様になり、「大人向け」「子ども向け」の区別があいまいになっています。そんななかで、子どもが中学生になるのを機に親として気を配りたいものが、「見ている番組の質」です。
これまでは、家族みんなで見る番組がバラエティやスポーツばかりであったとしても、これからはちょっと固めの番組やニュースを意識して見るようにしてみてはいかがでしょうか。
小学生から中学生になったからといって、子どもは急激に精神的な成長を遂げるものではありません。とくに趣味・嗜好は家族や友人の影響などを受けながらゆるやかに変化していくものですから、「もう中学生だから」と、見る番組の質を自分から突然変えることは有り得ません。
小学校高学年から中学校の間に「自発的に獲得した知識」は、間違いなく一生モノになります。自らの好奇心を発揮し、問題意識を醸成していく本当に大事な期間です。最低でもニュースに触れる機会を設けて、できる限り子どもの視野を広げてください。そのためには、親の演質も必要なのです。
まずは、親が率先してニュースを見ることをこころがけましょう。これまでは目を向けることがなかったとしても、子どもや家族が帰宅する時間には、ニュースをつけるようにします。そして番組が終わるまでは、「ニュースを見ているからチャンネルはかえないで」
と言って、子どもも一緒に見ざるを得ない環境をつくります。子どもが小学生の間に、少しずつ習慣を変化させれば間に合います。
もう中学生なんだから、ニュースくらい見るようにしなさい」と言わなくてもすむ環境を用意するのが、親の仕事です。
中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと」(PHP文庫) 秋田洋和より
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