先日、妻である小林麻央の進行がんを発表した海老蔵の記者会見には、驚きとともにあらためて命の儚さを痛切に感じた。

命とは、ひとつしかない私たちの宝物。

そう、自分自身のものでありながら愛する家族のものだということ。

それを守るために支える夫、海老蔵が凛々しく、たくましく映った。

海老蔵の言葉からその病状の深刻さが明らかになった。

命の危機はいつなんどきおとずれるか分からないものだ。

純粋で美しい小林麻央ちゃんは海老蔵というやんちゃ男と結婚して、多くの苦悩があった。結婚したその年に暴行事件がおき謹慎。その後、海老蔵の父、團十郎がこの世を去る。そして一ヶ月後、跡取りの勸玄くんが誕生。

昨年勸玄くんが初舞台を果たし、海老蔵もいい父親になったな、これで麻央ちゃんも幸せになれるなあと思っていた矢先の不幸な知らせだった。

本当に神様はいるのかと思ってしまうほどだ。

いや、もしかしたら夫婦の愛を試しているのか・・・。

海老蔵の会見から数日後、我が親友から「夫が緊急入院した」とメールがあった。

病名は脳出血。意識不明という。医者曰く命に別状はないとのこと。

しかし、後遺症が残るかもしれない。最低４カ月のリハビリが必要だと。

彼女はその後「ゆきちゃん、私は彼への愛がないから、彼を養いながらリハビリを続けていく自信がない。だから離婚する」と彼女なりの結論を聞いた。

彼女は父親が同じ病気でリハビリ等苦労があったため、そのような結論を出したようだ。

「愛がないから・・・」

私はこの言葉がなんとも切なかった。

でも結論を出した彼女に対して、言葉は出なかった。

それだけに命と同様に、愛は重いからだ。

愛を超えて情でもいい。

情があったなら彼女はこの結論を出さなかったはずだ。

結局のところ、神様は愛があるのかと試練を与えているのだ。

偽りか真実かと。

真実の愛がある海老蔵と麻央ちゃんには病に負けない愛の力強さで乗り越えて欲しいと心から願う。

がんばれ海老蔵、麻央ちゃん！