県北出身の柿沢梅吉さん（仮名）は62才。いままで結婚をしたことは一度もない。しかし、恋多き男であることは事実。

その彼が今、30代の女性から訴えられている。30代の女性は今野好子さん（仮名）。柿沢さんは勝手に今野さんに恋心を抱いた。

よく2人で飲んだ。旅行もした。でも男女の関係はまったくない。今野さんには彼氏がいた。

柿沢さんは、勝手に恋心を抱いて、今野さんのプライベートな相談にものってやっているうちに、その相談事が失敗し、なんと今野さんから訴えられてしまって、柿沢さんはすっかり意気消沈。６Kg近くもやせてしまった。

話を聞いてみると、もう１０回近くもこういうパターンで疑似交際を終っているのだそうだ。

近頃、こんな男女が意外と多いらしい。片想いの中高年男、したたかな３０女。

男は純情で女は打算というのが人生の相場だが、柿沢さんをよく知る人は異口同音に言っている。

「彼は強い意志力と男のパワーが足りな過ぎる。勝手に御馳走し、勝手にプレゼントすれば女がついてくると思っている単なる馬鹿だ」と。

それにしても情けない話だ。柿沢さんみたいな中高年が多いとは。

柿沢さんは今真剣になって弁護士をさがしている。