トップページ ≫ 文芸広場 ≫ わたしの常識は他人の非常識?
文芸広場
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一年間の有給休暇は8週間。消化しなかった休暇は翌年に繰り越しが可能!!(イタリア)
子どもたちは、デザート、チーズ付きのフレンチ・フルコースの給食が支給される!!(フランス)
世界で学力№1!しかも宿題はなし!!(フィンランド)
大学の学費無料!!(スロベニア)
職場はストレスの温床と認識され、ストレス過多の者は処方箋をもらえて無料スパに3週間滞在!!(ドイツ)
刑務所は牢屋タイプではなく、一軒家タイプ。しかも、世界で最も再犯率が低い!!(ノルウェー)
先日、子どもたちと一緒に映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観た。
監督マイケル・ムーアが米国防総省に協力し、〝侵略者〟となって、世界各国からジョーシキを略奪し、アメリカに持ち帰るという設定。上に列挙したのは、その驚愕のジョーシキの一部。監督が実際に世界各国を巡り、心の底から驚く表情が大きく映し出される。
「有給休暇が8週間ですって?」「なんて美味しそうな給食なの?」「勉強時間が少ないのに、学力が高いとは?」映画を観ながら、自分も一緒に驚いている。労働時間が少なくても成果が上がっているとか、勉強時間が少なくても学力高いとか、時間を掛ければいいってものではないらしいし、受刑者に厳しくすれば再犯率が低くなるという訳でもないらしい。
ある映画評論家がラジオで薦めていたのを聴いて、観たくなったのだが、子どもたちを連れていってよかった。自分の常識がすべてではないのだということを知って欲しかったから。実際には、面白くなかったとの感想だったが、こころのどこかに引っかかってくれていればいい。
常識って何だろう?時には疑ってみるのが大切だし、自分が考える常識が絶対ではない。
子どもたちよ!君たちは、家庭内での常識闘争(要するに夫婦喧嘩)を何度となく目撃してきた。人と人とは大きく食い違うことがあるということを知っただろう。
これから自分の常識が何度も書き換えられるのだろう。
若者よ!頑張りたまえ!
口には出さなかったが、我ながら少し偉そうに、興奮しつつ思った。
檀 ままこ
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