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コラム …埼玉の余話
本県出身の小さな巨人だった山口敏夫氏と上田知事は、深い仲だった。上田知事は大きくを語らないが、山口氏が新自由クラブを結成した時に、上田氏も入党。新自由クラブの職員をしたり、秘書的な仕事にもたずさわっていた。山口氏の引力に魅かれた人達の1人だ。上田氏のある意味では師でもあり、山口氏の活躍の場が、そのまま、上田氏の政治的ふる里でもあった。しかし、その後の山口氏の行動は、上田氏の政治的信条とは大きくかけはなれていった。だからこそ一方は大県のトップリーダー、知事となり、一方は失礼ながら池に落ち、浮かびあがろうとあがくパフォーマンスの場が都知事選となったといって過言ではあるまい。しかも、10回当選の元労働大臣は有力候補でも何でもなく、非有力候補の仲間入りをしているのだから何んとも寂しいはなしではないか。そして新しい都知事の御意見番になると壮語している。政界の牛若丸、小さな巨人という異名と異才を思う存分発揮してきた往時をしのぶとき、なつかしさと悲しみがこみあげてくるのは筆者だけではあるまい。
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