文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
先日の東京都知事選は、小池氏の圧勝で終わり、投票率は59.73%と前回を大きく上回った。メディアで連日大きく取り上げられ、世間の関心も高かった。
わが家の中学生の娘は、小池氏の街頭演説の様子をカッコイイと言い、応援していた。
7月には参院選もあり、大学生の息子が初めての投票を経験し、子どもたちの選挙への興味も高まった。
投票することは自分の意志を政治に反映させる大切な行為である。となると、日頃のお金を使う経済活動も政治へと繋がっているといえるのではないだろうか。
このことを考えるきっかけになったのは、元朝日新聞記者でアフロヘアーでおなじみの稲垣えみ子さんのことばだった。自分が応援するお店にお金を使うのは投票しているようなものだというような内容だった。
確かに。ニュースで老舗の料理店がなくなって淋しい、などとインタビューに答えているひとがいるが、わたしは言いたい。本当になくなって欲しくなければ、お金をその店で使うべきではなかったのかと。
最近、わたしも投票気分でお金を使うようにしている。
近所のお肉屋さんに投票。大震災の時には、食品の宅配サービスは欠品だらけだったが、このお店には助けられたから。
近所の個人経営のショッピングセンターに投票。高齢者や障害のある客には、車まで荷物を運んだりきめ細かな対応をしているから。近所の主婦の悩みまで聞くよろず相談所でもある。
昨日は、安い外国産タオルと少し高い国産とどちらを買うか迷ったが、国産に投票。国産タオルを応援したいと思ったから。
残したい店やサービスにお金を使って応援する。それぞれが何を選ぶかによって店や街並みもサービスも変わる。それはわたしの投票活動であり、社会をどの方向に導きたいかという政治信条により選択される。
毎日が投票日。
あなたは何に投票しますか?
檀 まま子
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