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コラム …埼玉の余話
今年の甲子園は監督の采配ミスが目立っている。優勝候補NO1だった大阪の履正社の敗退も明らかにピッチャー起用のミスだった。相手の常総学院のプライドに火をつけた。あわてて履正社はエースを立てたが、あとの祭りだった。
一方、埼玉の花咲徳栄高校も優勝候補として注目されていたが、ピッチャーの起用をまちがった。エース温存策だったと弁解しても勝負は結果だ。口の悪い甲子園通は、「これじゃ花散徳冬」だと嘆いていた。
スポーツから学ぶことは多々あるが、野球というスポーツは全て監督の器量に託されているから責任は重い。政治も企業も、そのリーダーによって盛衰は大きく変わる。リーダーが優れていれば組織はつぶれないし、さらに伸ばしていくことができるのだ。
敗戦の日に、硫黄島を死守し、最後は玉砕した司令官 栗林中将のリーダーシップは長らく歴史に名を残すだろう。栗林はアメリカにも留学し、日本はいかなることがあってもアメリカとは戦うべきではないと思っていた。しかし、大本営は耳をかさない。軍命によって栗林は硫黄島の最高指揮官となった。彼はこの島は負けるが、日本本土の上陸には絶対にはさせてはならないという信念から死守したのだ。歴史を研究すればするほど軍部のミスジャッチが明らかになってくる。戦いはすべて判断力によって大方は決まってしまう。
ちなみに国会議員であり県連の会長 新藤義孝氏の母方の祖父が栗林中将だ。新藤氏の采配はどうか?
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