文芸広場
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娘が高校生になり、給食からお弁当になったことで、お弁当作りが毎朝の日課となった。けれど、娘の態度の悪さから、お弁当作りを停止。
当然、娘は時間のない中で、自分のお弁当を用意する。それが見ていて、ハラハラするし、イライラするし。いっそ何事もなかったように、お弁当作りを再開してしまおうかと何度思ったことか。
そんな一学期を終えて夏休みをはさみ、二学期からまたお弁当を作ることになった。態度を改めるから、お弁当を作ってほしいと歩み寄ってきたのだ。娘はお弁当作りを自分ですることで、気づくことや学ぶことがあったのかもしれない。
内心、「よっしゃ!」とガッツポーズ。
お弁当作りを再開したことで、娘との会話が増えた。お弁当についての話題だ。お弁当の話題は、お互い避けてきた。気になるけど、見て見ぬふり。おそらく娘も意地をはって、気持ちを抑えてきたはず。
お弁当箱のやりとりで会話が弾むだなんて、思ってもみなかった。食べ物の話題で、娘の食欲や学校でのお昼の時間の様子など、さまざまなことが見えてくる。
作るこちらも、心がこもる。そして、空のお弁当箱が娘の応え。
お弁当再開の初日は、卵を焼いた。卵焼きを見た娘はうれしそうに、「卵焼きだ!」と声を弾ませた。娘の素直な気持ちにうれしい朝だった。
岡 アヤコ
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