大宮駅からほど近い中山道沿いのカフェのようなお店ドッグサロン「kuskus」。

お洒落な二つの椅子と看板がまず目を惹く。

その看板には犬のイラストが描かれているが、その犬こそがこの店の店長きららちゃんである。

ディズニーのわんわん物語の主人公でお馴染み、アメリカンコッカースパニエルという犬種の３歳の女の子。ふわふわの被毛に愛らしい顔がまさしく、店長兼看板娘である。

もう一人の店長。

きららちゃんの飼い主であり、トリマーでもある平岡さん。

犬好きが高じてトリマーになり、２年前にこの店をオープンした。

今ではその腕と安心を求めて他県からも足を運ぶひとが多いほどの人気ぶりだ。

平岡店長にこの店名「kuskusくすくす」の由来を聞いてみた。

「ここに来るワンちゃんたちにクスクスと笑ってもらいたいからです」と笑顔いっぱいに答えてくれた。

私も二匹の犬を飼っている。

話すことのできない犬にこの店でいいかと勿論たずねることができない。

だが、犬は正直である。たとえば、注射などの苦痛を与える病院の前に行くだけでぶるぶる震える。かわいそうだけどペットのためと心を鬼にして連れて行く。

しかし美容院は、人間でも不快であれば店を変えることができる。

美容院とは心地良く、嬉しい、癒しの場所でなければならない。

可愛いペットにとっても飼い主はそう願う。

だからこそ、この店にはリピーターが多く、遠方からも通いたいと思うのであろう。

ペットと飼い主と働くスタッフ幸せの場所。この店にはみんなのクスクスという笑顔が飛び交っていた。

DogSalon kuskus

さいたま市大宮区大成町3－366－1

048-871-6602

駐車場 あり（４台 ）

営業時間　10:00～19:00 水曜定休

ホームページ http://kus-kus.jp/

古城　智美