社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
伏魔殿とは悪魔の巣窟を例えていう。そこでは陰謀や謀略が繰り返される。
「都庁は伏魔殿だ!」と元都知事の石原氏は吐き捨てる。もう石原氏からこの言葉を何回も聞いた。だが、その伏魔殿のトップにあるのが知事ではないか。知事の役割は、まず役人を引っ張っていくガバナビリティにある。石原氏にはカリスマ性的なところはあっても、失礼ながらこの統治能力という点では著しく欠けていたように思う。
一方、都議会。この政治家集団も役人を厳しくチェックする立場にある。今回の豊洲移転問題の源は、政治家、役人、企業の底知れぬなれ合いがあったのではないか。政治家が利権に走れば役人のチェックは全くできなくなってしまうのは当たり前のことだ。役人がチェックされず、使命感をなくせばこれはもう地獄だ。
ある都庁OBが言っていた。「役人は誰も責任をとりたがらない。力のある議員と組んでいれば、そりゃ天国だったから、役人の能力とは力のある議員を見抜くことだ」と。
しかし、やはりトップリーダーの強いリーダーシップが決め手だ。トップが自ら統治しなければならない組織を伏魔殿だと確信をもって言っているようでは、伏魔殿はますます増長するだけだ。
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR