トップページ ≫ 外交評論家 加瀬英明 論集 ≫ 中韓の、日本に対する抜きがたい優越感と劣等感
外交評論家 加瀬英明 論集
イスラムの人々は気位が高くて、イスラムが世界唯一の正しい信仰であると信じているために、現実を直視することができない。この点でも、中国と二重映しになる。
中国の人々は、日本のよいところを、けっして見ようとしない。日本が和を重んじ、秩序ある社会を営んで、地道な努力をしてきたことによって、力を得たことを認めようとしない。
中国と韓国は長いあいだにわたって、酷政が行なわれて、社会が疲弊しきっていたので、19世紀後半に入ってから、近代化する力がまったくなかった。自業自得であるのに、反省しようとしない。
中国人と韓国人は歴史を直視して、反省しようと思わない。自分たちよりもはるかに遅れて、未開だった日本に、進んだ文物を教えてやったという。抜きがたい優越感を、いまだにいだいている。
そのかたわら、その日本によって、先を越されてしまったために、癒しがたい劣等感によって、苛まれている。
イスラム圏と、キリスト教圏の不毛の対立は、日本と中韓との関係に、そのままあてはめることができる。
アメリカや、ヨーロッパ諸国は、どのようにイスラム圏に対応したらよいのか、途方にくれている。
中国と韓国は、日本に対して抜きがたい優越感と、癒しがたい劣等感によって苛まれて、深く病むようになっている。
中国、韓国の日本を憎むとヒステリックな言動は、キリスト教圏に対するイスラム過激派を思わせる。
私がアメリカ、ヨーロッパと、中東のイスラム圏との確執を前にすると、日本が中国や、韓国に対して、まったく同じような状況に置かれているから、身につまされると話してゆくと、どうして中国や、韓国が、日本に対して不条理な憎しみを向けているのか、理解してもらえる。
2013(平成25)年に、ワシントンのシンクタンクで、所長以下の部下が、私を迎えて集まってくれたので、そのように話したところで、「はじめて、よく理解できた」といってくれた。
もし、抜きがたい優越感と、癒しがたい劣等感を同時にもっている人がいたとしたら、精神が不安定だとしかいえない。
中国と韓国は、いつか日本を叩き潰したい、という願望によって、駆られている。
アメリカはいつまで超大国でいられるか 第7章中国、インド、ロシアは、アメリカを超えられるか
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