トップページ ≫ ライフ ≫ 朝食にはごはん。「パン」と答えた世代って
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60代の朝食の主食が、ごはんよりも「パン」らしい。食生活について、日本政策金融公庫が平成28年7月に調査した結果だ。20代~70代男女から回答を得た。全体ではごはんが多かったが、世代別では60代のみ、パンがごはんを上回った。70代はわずかな差でごはんのほうが多かったが、60代と合わせるとパンが多いということになる。高齢者世代の朝ごはんは、ごはんよりもパンの傾向だ。そして、朝食に摂る主食以外の結果でも、60代はみそ汁を抜いて乳製品が一番多かった。乳製品、みそ汁、牛乳の順番。パンと一緒に乳製品や牛乳を摂る人が多いということだろう。
調査の中の「食べることに関心がある理由」で、60代、70代の高齢者世代はほかの世代に比べて、「栄養成分、機能成分」「色々な種類・味のものを食べること」の割合が高かった。また、一日の食事回数の理想と現実の差が少なく、一日3食摂っている。
なぜ朝食にパンを選ぶのか。50代までは比較的子供と同居の世帯が多く、学校や仕事へ行く家族や自分自身のために、お弁当を用意したり、朝食を用意したりと、朝から料理をする機会が多い。それが60代になると子供が独立し、夫婦二人や単身の世帯が増えて、朝から料理する必要もさほどなくなる。できれば、手間をかけずに朝食を摂りたい。ごはんは炊く時間が必要だが、パンはすぐに食べられる。
なぜ乳製品を朝に食べるのか。乳製品は栄養があって、手軽に食べられるし、パンに合う。いま、スーパーやコンビニの乳製品売り場には、いろいろな種類の乳製品が並んでいる。特に機能性ヨーグルトと呼ばれる乳製品が種類豊富だ。乳酸菌や特定の菌、株をプラスした健康維持や増進に効果を期待できるヨーグルト。免疫機能を高めたり、内臓脂肪を減らしたりといった効果がある。健康面を考えると積極的に摂りたい。市場拡大の勢いは目覚ましく、注目の健康食品。おやつやほかの食事時間に摂るよりも、朝食に摂るのが続けやすい。
60代以上の高齢者世代は、食品に含まれる栄養や機能面を意識し、バランスよくいろいろな食べ物を摂ろうと一日3回しっかり食べていることが分かる。また、50代から60代にかけて家庭環境や家族構成が変わる時期で、朝食に対する考えやスタイルも変化しやすい時期なのだろう。60代の人たちが朝食にパンを選ぶのは、食への関心の高さや、食を楽しむ姿の表れなのかもしれない。
岡 アヤコ
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