トップページ ≫ 外交評論家 加瀬英明 論集 ≫ 「顔のある首相」の誕生
外交評論家 加瀬英明 論集
オバマ政権の安倍首相観は、2013年12月に靖国神社を参拝した時に、安倍首相を叱責する談話を、東京のアメリカ大使館に発表させてから、半年もたたないうちに、大きく変わった。というよりも、安倍首相に対する評価を、改めざるをえなくなった。
安倍首相は、中国の脅威がつのっているのに対抗するために、外交方針として地球儀を俯瞰する外交を実践してきた。
日本に対する諸国の共感をとりつけるために、地球を何周もするように、ヨーロッパ、中東、南北アメリカ、アフリカ、アジアの諸国を精力的に訪問して、行く先々のリーダーたちから、高い評価を得ている。
2014年9月にバングラデシュ、スリランカを訪れて、2012年12月に就任して以来、訪問国は49ヵ国に達した。ドイツのメルケル首相、イギリスのキャメロン首相、フランスのオランド大統領などと並ぶ、押しも押されもせぬ世界のリーダーの一人となった。
そのために、ワシントンにおいて、一部の日本嫌いの識者を除けば、安倍首相をけなすことがなくなっている。
日本に、久し振りに「顔のある首相」が、誕生した。
ところが、日本の新聞は、安倍首相が訪れる先の国々で、どの国においても、高い評価を受けていることを、報じようとしてこなかった。
アメリカはいつまで超大国でいられるか 第8章日本はいつまで、アメリカに国防を委ねるのか
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