トップページ ≫ 地域情報 ≫ デカケール ≫ 初公開!!浦和宿に「蒲焼」を商う店舗があったという史料~さいたま市立浦和博物館
地域情報 …デカケール
江戸時代、現在のさいたま市内の大半の地域にあたる村々は、紀州徳川家の当主などが鷹狩りを行う「御鷹場(おたかば)」に指定されていた。中でも見沼田んぼ周辺の村々は、鷹場御用に伴うものとして、収穫した鰻を紀州藩主へ献上する慣習があり、このように地方で収穫し江戸に送られる鰻は俗に「旅鰻」と呼ばれた。
さいたま市立浦和博物館にて、今回、日光御成道大門宿本陣及び紀州鷹場の鳥見(とりみ=在地の鷹場役人)を務めた会田家に残る古文書を中心に、鰻の献上をはじめとした鷹場御用と、地域の村々のかかわりについて紹介する。
また、これまで明治初期以前の中山道浦和宿に「蒲焼」を商う店舗があったことを示す確実な史料はなかった。しかし、展示調査の過程で、三室村の名主を務めた武笠家に残る古文書から、浦和宿に存在した事実を示す史料が確認された。今回、その史料が初公開される。
歴史好きも、蒲焼好きも、博物館で知識を高めた後に蒲焼を食すのもよろしいのでは?
◆浦和博物館特別展「旅鰻(たびうなぎ)献上~史料に見る鷹場御用と地域の村々」
開催期間:10月22日(土)~12月4日(日) ※休館 11/14を除く月曜日、11/4(金)、11/24(木)
開館時間:9:00~16:30
会場:さいたま市立浦和博物館(緑区三室2458) 展示室
入場料:無料
関連講座
「紀州鷹場と献上鰻」 11/27(日)14:00~15:30 さいたま市立大古里公民館(緑区三室2614-2) 定員80名 講師 根崎光男氏(法政大学教授)
申込は11/15(火)【必着】までに、往復はがきに住所・氏名(連名可)・講座名・電話番号を記入のうえ、さいたま市立浦和博物館へ(〒336-0911さいたま市緑区三室2458 申込多数の場合は抽選)
問合せ先:浦和博物館 ℡048-874-3960
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