文芸広場
俳句・詩・小説・エッセイ等あなたの想いや作品をお寄せください。
自分の考えていることをリストアップするのが好き。「やりたいことリスト」やその反対の「しないことリスト」なんかを作ったことがある。
「やりたいことリスト」は、その名のとおりやりたいことを書きだしてみるのだが、100個はあっという間に書けた。その反対に「しないことリスト」はスラスラとは書けなかったけど、自分の価値観について考えさせられる。
人生において「しないこと」を明確にしていくことって、大切だ。時間は有限だから、しないことはバッサリと切り捨てていかなくちゃ。ビジネスにも「しないこと」は大切で、かのスティーブジョブスも「何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい」と語っている。
ジョブスのように大きなことを成し遂げた人間ではないわたしの「しないことリスト」の一部をここで挙げてみる。
1、連日の頑張る食事作り
料理は好きではないので、すっごく疲れる。好きではないけど、いつも同じ料理ばかり作るわけにもいかず、新メニューのレシピを見ながら作ることがある。わたしの言う「頑張る食事作り」とは、料理に関するなけなしのチャレンジ精神を絞り出して、レシピの中から比較的簡単なものを探し出し、分量と順番を見ながら行う食事作りのこと。以前、レシピを見ながらの食事作りを続けていたのだが、見ながらだと作るのに時間が掛かり、しかも美味しくできたら報われるのだが、頑張ったものの家族から不評だと何もよいことがない。頑張る食事作りをたまに行うのは、自分にも家族にも新しいメニューが提供されるのでよいが、連日頑張るというのは自分には無理だ。
2、洋服の衝動買い
洋服の衝動買いを何度か経験したが、その多くが失敗に終わった。同じような服を持っていたり、合わせる服がなかったり。買ってしまった「失敗服」は、ほとんど着ていないので、処分するのももったいなくてなかなか出来なくてさらに嫌な気分になる。
失敗から学んだのは、欲しい洋服を見つけてもすぐには買わないこと。一晩考えてから買うことにしている。
3、寝不足
世の中には、短時間の睡眠でも平気なひとがいるが、わたしには無理。わたしも学生時代には徹夜でレポートを書いたこともあるが、年齢が上がったせいもあるのか、今のわたしには徹夜など無理。寝不足だと、昼間の活動時間中、ずっと眠さとの戦いに神経をつかわなくてはならず、効率が悪い。しかも、寝不足のわたしは機嫌が悪いらしい。自分ではわからないが、家族からは不評だ。最近は、わたしが夜遅くまで起きていると、家族から「早く寝ろ」とやたら言われる。
4、コミックレンタル
漫画が大好き。いまは、漫画のコミックが安く借りられる。いい時代になったものだ。コミックレンタル店からは「30冊で900円」なんてキャンペーンメールが届いたりして、つい借りに行きたくなる。でも、わたしは行かない。行ったら最後、レンタルを辞めるのが大変だから。レンタルしたら返却しに店に行く。店に行ったらついでにまた借りるというサイクルにハマる。どうも漫画には中毒性があって、読み始めたら止まらなくなってしまう。危ない危ない。しかも、わが家には受験生がいるので、わたしが借りたらその受験生も必ず読む。ただでさえ勉強時間が少ないのに、自分が借りたマンガで邪魔をするのはいかがなものか。いまは、特に我慢しなければ。
しないことリストは、ひとそれぞれ。あなたのリストには何が挙がるのだろう?
檀 ままこ
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