文芸広場
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電通社員の過労による自殺、写真コンテストの入賞作品に写っていた後日自殺した中学生。自殺の事例がニュースで取り上げられる。自殺した本人の苦しみや残された家族の悲しみを思うと、なんともいえない気持ちになる。
人間、誰しも辛いことは経験する。でも、永遠に辛いことが続くということはほとんどなくて、時には「楽しい」が含まれるから生きていける。この世にいいことなんてひとつもない。そう感じてしまう領域に達したときに、人間は死を選んでしまうのでは。その領域は、もう身も心もくたびれ過ぎて、うつ状態になってしまっているのだろう。
うつ状態になってしまったら、正常な判断も難しい。だから、周囲が早い段階に気付いてあげられたらいいのだが。
自殺防止の対策として何が必要なのかという問いには、はっきり答えることが出来ないが、わたしは子どもに「逃げてもいい」ということを言っておこう。死にたい気持ちにまでなるのだったら、逃げていい。学校も会社も替りはあるが、命にはない。
檀 ままこ
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