トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと 第2章 生活習慣のタブー (32)
教育クリエイター 秋田洋和論集
~子どもの携帯にフィルタリングをしていない~
結論から言って、どんなにお子さんがしっかりしていたとしても、
携帯電話のフィリタリング(アクセスブロック)は必要です。
危険には「避けられるもの」と避けられないもの」があると説明しましたが、携帯電話に関するトラブルは、ほとんどが「避けられるもの」です。無用なトラブルに巻き込まれる前に保護者としてできる限りの準備はしておきたいものです。そのためには親自身も、携帯電話でどんなことができるのか、そこにどんなリスクが潜んでいるのか、よく知っておく必要があります。
そのうえで、子どもに対しては、
・「このくらいは大丈夫だろう」という甘えは絶対に通用しない
・子どもには察知できない危険がひそんでいる
ということを示す必要があります。
フィルタリングがかかっていると、子どもたちの間でよく使われるサイトであってもアクセスできないことが起こります。「友達がやっているから」という理由からフィルタリングをはずしたがるものですが、少なくとも中学生の間は「家庭のルール」として突っぱねる覚悟で接してください。むしろこれをきっかけにして、
・ルールを守ることの重要性
・ルールを守らないことで生じる可能性のあるリスク
についてしっかり伝え、考えさせておかねばなりません。
携帯電話をめぐる犯罪やトラブルは、年々巧妙化、複雑化しています。親も情報収集をして、実際に起きたケースについて子どもと時々話し合うとよいでしょう。
子ども時代には冒険も必要ですが、冒険の裏に潜む危険に気が付かない人はただの「鈍感な人」であり、「勇気のある人」は必ず危険を回避するための最善の手段をいつも考えているものです。
これが、中学生になったら理解させたい「注意力・判断力」です。「遊び・冒険」と「危険」も境界線をしっかり理解させましょう。
中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと」(PHP文庫) 秋田洋和より
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