文芸広場
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「咳をしても一人」自由律俳句の第一人者 尾崎放哉の有名な句だ。孤独な様子が想像される。
同じく並び称される俳人種田山頭火もいい。「まっすぐな道でさみしい」
短くてもこころに沁みてくる。短いから余白があって、ひとそれぞれに解釈が違ってくる。
ラジオで自由律俳句を扱うコーナーがあって、出演者がその解釈を語っている。本当に解釈はひとそれぞれで、聴いていて興味深い。
ある時、「隣に他人が眠る」という句が取り上げられていた。出演者のひとりは、夫が隣で眠る姿を想像し、夫婦はもともとは他人だったのに隣で眠っている不思議さを言った。また違う者は、サウナルームを思った。サウナルームでは裸にタオルという寛いだ格好をし、知らぬ者が隣で横になっている。全く違う解釈が出てくるのが面白い。自分で句を詠んでみるのも面白そう。
自由律俳句とは、五七五の定型俳句に対し、定型に縛られずに作られる俳句をいう。
そうか。定型に縛られないことが面白く生きていくコツといえるのかもしれない。
檀 ままこ
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