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コラム …男の珈琲タイム
今年も103歳の御婦人から年賀状をいただいた。今年もと書いたのは、昨年も一昨年も101歳、102歳とそれぞれの年に、この御婦人から年賀状をいただいているからだ。
聡明で、優雅なこの御婦人は、ファッション関係の実業家だった。女の手一人で数百人の社員を抱えていた。健康には昔から気をつけていた。かなり高額の健康器具を使ってトレーニングを欠かさなかったし、よく歩いておられた。頭脳をおとろえさせないために、かなりの読書家で政治、社会関係の本は特に好まれていた。
今から40年ぐらいまえ、私はこの妙齢だった御婦人から魔法の言葉をかけられた。「私が一生懸命あなたを応援するから、黙って何もいわずにこの私の言うとおりについていらっしゃい」自信と慈しみに満ちたこの女性に私はすべてを賭けてみた。
”理由もなく押しつけられたものを大人しくうけとって、理由もわからずに生きてみるのも生きものの定めだ”いつか、何かの本で読んだことが現実に今起きようとしている。宗教も何も知らない私は、女神の啓示のようにその言葉を五官にしみこませた。それから、私の運命は大きく変わった。成功の確率が7割から8割となった。
今日というのは残りの人生の最初の一日なのだから、この年賀状の今日が私の人生をまたまた幸せにしてくれると確信を持った新年最初の日だった。
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