トップページ ≫ コラム ≫ 雪んこの頑張って咲きます♪ ≫ どこにいるの?~浦和所沢街道・羽倉橋での悲劇
コラム …雪んこの頑張って咲きます♪
空にはヘリが飛び、荒川にはダイバーが、岸には救急車と消防車。
何事なのか!
その日は14日。私は雪が舞う463、通称、浦所街道、羽倉橋の下のゴルフ場で「寒い、寒い」と言葉に出しながらプレーしていた。
そして、寒さとヘリの大きな音が私のスコアを邪魔した。
なんてことは置いておいて・・・。
カート走行中、気になったので立っていた消防士さんに声をかけた。
「何かあったのですか?」
その問いに少し躊躇しながら間をおき「橋からの飛び込みがあったので」という答えが返ってきた。
このゴルフ場でプレーして2年になるが初めてのことだった。川に飛び込んだひとは12日から見つからないようだ。
今朝も氷点下、きっと亡くなっているにちがいない。見つかった時は確実に死体だろう。
私は帰宅後、ネットで検索してみたが、ニュースになっていないので、失礼な言い方だが、まだ死体があがっていないということである。
寒い冷たい川に飛び込んだひとがどんな想いで飛び込んだのかという気持ちも察しなくはない。ここのところ、駅での飛び込みも増加傾向にある。
死という結末を求めてしまうと人生が無になるばかりか、死の後もひとさまに迷惑をかけてしまうことを忘れてはならない。
この極寒のもと、飛び込んだ人を探し続ける場面に直面し、自殺というものが、家族だけでなく、あらゆる悲劇を生み出すものであるとあらためて感じた。
そんなことを想いながら、空をみあげ、川を眺めて、「お疲れ様です」と声をかけながら「寒い寒い」という口をつぐんだ私がいた。
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