トップページ ≫ うわさの噂 ≫ 狭量鉄骨からはビルは建たない
うわさの噂
まちで耳にした噂話、内緒話をこっそりお届け
人生100歳の時代だというのに、若くして朽ちている人がかなりいることは確か。老朽はわかるが若朽とは情けない。
今、筆者がお伝えするのは、70歳前半の知己だ。この知己の人は3人。すでに55歳ぐらいから朽ち坂を転げはじめていた。特徴は頑固。人の話に耳を傾けようとしない。しかも絶対といっていい程だ。そして、頑固の石頭と信念をはきちがえていて、〝これは俺の信念だから絶対に曲げない〟といってはばからない。柔軟性が全くないのだ。そもそも老化とか、老朽は頑なさにはじまる。電車の線路のように、いつまでいっても他者と交わらない。凄い平行感覚なのだ。したがって、いまでは友人は皆無だ。幕末の英才、吉田松陰は〝我以外、皆我師〟をモットーにしていたという。確かに上も下も男も女もない。みんな自分にとっては師なのだ。
そう思い、そう感じて生きれば、人間は大きく大きく伸びていく。狭量さは成功の敵だ。狭量鉄骨で大きなビルは建たない。冬が来るたびに既に噂にものぼらなくなったこの3人の知己の孤独で、孤立の人生を思い、かつては学校の勉強も出来ただけに、より過去に沈み行末を閉じてしまって残影のような姿だけの知己に悲しみを覚えている。
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