文芸広場
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過労自殺問題が起きた電通の新社長が、「労務改革を断行し、2年間で改革を終わらせる」と毎日新聞のインタビューに答えている。労務改革は難しい課題だと思うが、是非とも成功し、新しい道筋を社会に示して欲しい。
ふと思う。電通ばかりがニュースで取り沙汰されるが、長時間労働という働き方は世のなかに蔓延しているではないか。国会では働き方改革について議論されているが、議員らも長時間労働をしている。(全ての議員がそうともいえないが。)そして、その国会対応をする公務員も。さらに働き方改革について伝える新聞、テレビに携わる者も。長時間労働者のリレーである。またブラック企業の被害者に寄り添う弁護士の業務もブラック企業並みの激務とか。
以前、国会議員たちのゴールデンウィークだったかの長期休暇の過ごし方をテレビで取りあげていた。ある議員は、市民とともに政治活動をしているところが映される。一方、安倍首相は、映画館にいるところが映される。それぞれの時間の一部分を切り取って対比させ、首相を批判的に映す。意地が悪い。首相だって、映画も観る。いつも働いていることが正しいという図式に嫌な感じがした。
かくいうわたしも、自営業で夫の仕事を手伝っているが、昨夜は夜中に書類作成に追われていた。わが家もブラック企業である。わが家に関していえば、お客様から厳しい納期の仕事依頼があり、無理だと断るのも難しい現状がある。
長時間労働が普通の日本で、自分が出来ることは何だろう?
まず、過労死問題や働き方改革等、社会で起きていることに興味をもつこと。それから、自分が仕事の依頼主になった場合に、無理な納期を指定しないこと。厳しい納期は相手を長時間労働させることになる。主婦としての身近な例でいえば、クリーニングの仕上げを急がせないとか、商品の取り寄せを急がせない。以前、通販で物を買うひとが増えたので宅配業者は大忙しで、長時間労働を強いられているとニュースで取り上げられていた。通販に頼り過ぎるのもどうか?便利だから利用することも多いが、配達時間の指定が出来る場合は指定し、なるべく再配達せずに済むように気をつけよう。
わたしのちっちゃな働き方改革を進めよう!
檀 ままこ
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