小池都政よりも手厚い！埼玉県の「私立高校生への学費負担軽減策」の中身と影響②

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小池都政よりも手厚い！埼玉県の「私立高校生への学費負担軽減策」の中身と影響②

2017年02月23日

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タグ: 入学金, 埼玉県, 埼玉県内私立高校学費, 学費負担軽減策, 授業料, 私立高校

埼玉県内の私立高校に通うといくらかかるの？

　私立高校に通う際には，授業料以外にも入学金に施設費や修学旅行の積立金，制服代や交通費などの経費を見込む必要があり，高校１年次の納入金総額は平均で授業料の倍額となっていて，保護者の大きな負担となっていることは言うまでもありません（私も保護者として長男を都内私立高校に通わせましたので実感しています）。今回の施策では，授業料として年間37万5千円を支給されることになりますが，この金額は県内私立高校の平均授業料（別表参照）に相当する額で，これに入学金や施設費等の納付金補助までカバーされている点に手厚さを感じます（東京都では「授業料支援」のみ）。これは，保護者の経済的負担を軽減するという点では大きな効果がありそうですし，経済的事情で進学先の選択に制限をかけなくて済む生徒が増えてくることでしょう。

埼玉県内私立高校学費の状況（平均）

	授業料	入学金	施設費	その他	初年度納入金	検定料
H29	373,142円	238,625円	186,160円	19,517円	817,444円	24,064円

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2016年12月埼玉県資料）

埼玉県内私立高校学費（一部）

	授業料	入学金	施設費	その他	初年度納入金
浦和学院	300,000円	250,000円	220,000円	0円	770,000円
大宮開成	360,000円	210,000円	252,000円	0円	822,000円
栄東	360,000円	220,000円	190,000円	0円	770,000円
西武文理	420,000円	250,000円	222,000円	0円	892,000円
山村学園	336,000円	230,000円	144,000円	30,000円	740,000円
聖望学園	372,000円	240,000円	196,000円	30,000円	838,000円