トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと 第3章 勉強のタブー(38)
教育クリエイター 秋田洋和論集
~中学校に入れば自分で勉強するようになるだろうとのんびりしている~
中学校に入学して半年もたつと
・自分の勉強スタイルができあがってきた生徒
・ただ「やらされる勉強」をこなしている生徒
の二タイプに分かれてきます。前者の「自分の勉強スタイル」とは、ノートの取り方や勉強時間を決めているといったレベルではなく、「テスト結果から間違えた原因を分析して次回に活かそうとする」「志望校や将来の職業など目標をしっかり定め、勉強に対する動機をもっている」といった、内面的なものです。
それに対して後者は、「やりました」「机に向かいました」といった体裁を取り繕うレベルに終始しているので、テストのたびに同じ失敗(試験範囲の学習が終わらないなど)を繰り返してしまいます。こんなスタイルの学習習慣は、その期間が長ければ長いほど子ども自身で気付くことは難しく、内容が深く進度がはやくなる中学一年生の秋以降に急激な成績低下となって表れるものです。小学生でも、
・調べ学習など、自分自身の工夫を必要とする勉強を面倒がる。
・算数で,ノートには答えしか書かない(途中式を書く習慣がない)
といった兆候が出はじめている場合には注意が必要です。
そのうち変わってくれるだろうという考え方を、今日すぐにあらためましょう。子どもを変身させるきっかけは親が与えてやるしかないのです。
・(人と)競争させること
・チャレンジさせること
・真似させること
この三つは、子どもを変える代表的な演出法です。たとえば調べ学習であれば子どもよりも親自身が楽しんでいる様子を演出し、「お母さんのほうがたくさん面白いものを見つけられるよ」と競争したり、「もっと面白い情報が出てくるかも」などとチャレンジを促しながら、さらに一歩踏み込むことの大切ど)を繰り返してしまいます。こんなスタイルの学習習慣は、その期間が長ければ長いほど子ども自身で気付くことは難しく、内容が深く進度がはやくなる中学一年生の秋以降に急激な成績低下となって表れるものです。小学生でも、
・調べ学習など、自分自身の工夫を必要とする勉強を面倒がる。
・算数で,ノートには答えしか書かない(途中式を書く習慣がない)
といった兆候が出はじめている場合には注意が必要です。
そのうち変わってくれるだろうという考え方を、今日すぐにあらためましょう。子どもを変身させるきっかけは親が与えてやるしかないのです。
中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと」(PHP文庫) 秋田洋和より
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