トップページ ≫ 文芸広場 ≫ たぁ坊のひとりごと。「夜桜見物のすゝめ」
文芸広場
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上野公園の夜桜見物。
暖かい日が訪れ桜は満開。「私を見て!私を見て!」とあちらこちらから賑やかな桜の花の声が聞こえてくるような気がする。お花見をしている人達の熱気も手伝って、暗いはずの夜空が薄明るい事に気付かされ、友と一緒に驚いた。
賑やかな場所から少し離れ、のんびりとした雰囲気に足取りも穏やかになる。たわいもない会話をしながら友との貴重な時間を過ごす。どのくらい歩いたのだろう、「母と祖母とよく来たなぁ・・・ 懐かしい・・・」と友が親子3代で素敵な時間を過ごした想い出の一頁を語ってくれた。桜の花もさっきとは違う美しさをみせていた。
そんな桜の花を見て、彼女は「妖艶だね」とつぶやいた。
私は、賑やかだと思った桜の花に妖艶さを吹き込む不思議な彼女こそ妖艶だと思った。
ん? ちょっと待て・・・
彼女は普段笑いを絶やさない三枚目のはずだ。
彼女のことが妖艶に見えてしまった、これもきっと夜桜マジック!
桜のもつ色々な魅力と、身近な人の普段とは違う顔を感じるために妖艶な夜桜見物のおすゝめ(^^)
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